薩摩焼とは

薩摩焼は、日本の陶芸の中でも歴史の古い伝統的な焼き物の一つです。

その歴史は、戦国時代の文禄・慶長の約(1592年~1598年)にまで遡ります。

この時期、薩摩藩主である島津義弘が朝鮮人の陶工師を80人連れ帰り、薩摩地域に窯を開いて薩摩焼が始まりました。

以来400年以上に及ぶ長い歴史の中で、薩摩焼は鹿児島の豊かな風土に育まれるとともに、陶工たちの弛まぬ努力によって独自の発展をとげ、堅野系、龍門司系、苗代川系という異なる作風の系統を生み出し今に伝えています。

慶応3年(1867年)には、島津藩が単独で出品したパリ万博において、薩摩焼はヨーロッパの人々を魅了し、世界に"SATSUMA"の名を轟かせました。

2002年には国の伝統工芸品に指定され、その価値と歴史を後世に伝える重要な文化財として位置づけられています。

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薩摩焼の種類

薩摩焼には、大きく分けて"本薩摩"と"京薩摩"の2種類があります。


本薩摩

本薩摩とは一般的によく知られている鹿児島でつくられた薩摩焼のことです。

本薩摩には、白薩摩(白もん)と黒薩摩(黒もん)の2種類があります。

白薩摩(白もん)とは、貴重な白陶土を原料としてつくられる薩摩焼です。

淡いクリーム色や象牙色の生地に、赤や青、緑などの絵具で絵付けがされています。

黒薩摩(黒もん)とは、鹿児島の鉄分を多く含む土を原料として作られる薩摩焼のことです。

白薩摩とは異なり、鉄分の多い土を使用していることから真っ黒な見た目をしています。

基本的には、白薩摩(白もん)は薩摩藩の御用品として扱われ、黒薩摩(黒もん)は庶民の間で実用的な焼き物としてつかわれていました。


京薩摩

京薩摩は、明治時代の初めに京都で作られた薩摩焼のことです。

豪華な色彩や緻密な絵付けが特徴であり、その高い技術から超絶技巧と呼ばれています。

京薩摩が作られるようになったのは、海外で薩摩焼の評判を知った京都の窯元たちが、同様の焼き物の製作に取り組んだことがきっかけです。

京薩摩は海外から高く評価され、次第に鹿児島で作られる本薩摩を凌駕する人気を集めるようになります。

しかし、京薩摩は欧州での対戦事情や日本の急速な工業化の推進を背景に技術の継承が途絶え、その歴史に幕を閉じました。

そのため、現代では幻の京薩摩と呼ばれています。

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他店との違い

他店との違い

当店では、薩摩焼の査定に特化した豊富な専門知識と経験を持つ鑑定士が在籍しています。薩摩焼はその美しいデザインと独特な釉薬により、多くの愛好者に親しまれていますが、真の価値を見極めるには専門的な知識が欠かせません。

当店の査定では、まずお客様からのヒアリングを大切にし、どのような背景や価値があるのかを理解することから始まります。製品の状態や作られた時期、他の薩摩焼との違いなど、細かいポイントを見逃さずに査定を進めてまいります。私たちの鑑定士は、以前に他店で査定を受けたものの、価値が認められなかった作品でも、慎重に再評価することが可能です。

他の買取店との違いは、やはりサービスの丁寧さです。当店は、初めての方でも安心して査定を受けられるよう、わかりやすく説明し、ご納得いただけるまで詳しくお話しします。無理に取引を進めるようなことはいたしませんので、査定の結果に納得できない場合は、遠慮無くお断りいただけます。お客様の大切な薩摩焼に関し、価値を最大限に引き出す査定を心がけています。

また、店頭での査定に加えて、出張査定サービスもご提供しております。お忙しいお客様も、安心してご自宅で査定を受けることができます。出張サービスでは、お客様のご都合に合わせて専門のスタッフが訪問し、迅速かつ丁寧に査定を行います。このように、当店ではお客様一人ひとりのニーズに応じた柔軟な対応を行っており、薩摩焼の貴重な価値を見逃すことなく、しっかりと査定いたします。

お客様との信頼関係を大切にしている当店は、薩摩焼を通じて新たな物語を共に紡いでいければ幸いです。ぜひ一度、私たちの査定サービスを体験してみてください。

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