イギリス

　イギリスといえば上流階級から始まった「アフタヌーンティー」文化が有名です。

　18世紀ごろのイギリスでは人気の高い中国磁器の代用品として「ボーンチャイナイナ」が生まれました。

　その後、紅茶や焼き菓子などを楽しむための食器として、ポットやカップなどのティーセットが量産できるように発展したボーンチャイナは、

　多くの王室御用達の窯元や老舗ブランドを輩出しました。

ドイツ・オーストリア

　かつては現在のドイツもオーストリアもハプスブルク家など同じ王侯貴族が統治していた歴史もあり、似ている文化を持っています。

　多くの名窯が軒を連ねています。

フランス

　世界三大料理の1つであるフランス料理を彩るため、王族と共に発展してきたフランスの食文化は、陶磁器から銀食器、ガラス食器と幅広いブランドが名を

　連ねています。

　焼き物では、カンペール焼、セーブル焼、リモージュ焼などの有名な産地があり、クリスタルガラスに関しては芸術の域に達しています。

北欧

　デンマークやフィンランドをはじめとする北欧の食器は絵柄やデザインがシンプルで機能性も併せ持ち、磁器を中心に世界的に人気です。

その他ヨーロッパ

　ロシア、ポーランド、ハンガリー、ヴェネチアにも有名な陶磁器ブランドがあります。

　歴史的背景や民族的な要素が形やデザインに反映されており、一味違う食器やカトラリーが魅力です。