伊賀焼の魅力
自然と共鳴する美しい陶器
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Point 01
手作りの温かみ伊賀焼は、一つ一つ職人の手によって作られるため、温かみと独自性が魅力です。特に、独特の釉薬(うわぐすり)の表現は、自然の風合いを反映し、まるで大地の恵みを感じさせます。 -
Point 02
日本の文化を映す伊賀焼は、日本の伝統的な生活様式に深く根ざしています。この陶器は、食器としてだけでなく、茶道や芸術の一部としても重要で、日常に馴染みながらも特別な存在感を放っています。 -
Point 03
未来につなぐ美しさ古き良きものと現代の感性が融合した伊賀焼は、未来に向けても新たな魅力を提供します。新しいデザインや技術を取り入れた作品が次々と生まれ、常に進化する魅力にあふれています。
伊賀焼とは
伊賀焼は、三重県伊賀市を中心につくられる焼き物で、鎌倉時代に生産が始まりました。
使用される粘土は古琵琶湖層から産出されたもので耐火度が非常に高いという特性を持っています。
特性を生かし高温で何度も焼成する"伊賀の七度焼"と呼ばれる製法により、窯の中で壊れてしまうものも多いです。
そのため、完成品として取り出せるものはごくわずかとなります。
焦げと窯変によるビードロ、力強い形が独特で、土の風合いを生かした焼き物が多いです。
伊賀の土の中には、400万年前に生息していた有機物が多く存在し、この土を高温で焼くと有機物が発砲し、土の中に細かな気孔がたくさんできます。
この状態の土は熱をすぐに通さず、一度蓄熱する性質を持ちます。
じっくりしっかりと食材に熱が伝わるため、伊賀焼は調理に適しています。
蓄熱性が高い伊賀の土で作られた土鍋は、火から下した後でもなかなか冷めず、弱火でコトコト煮込んでいるのと同じ温度を保ってくれます。
日本でとれる陶土の中で土鍋にできるほどの耐火度を持つのは伊賀の土のみとされています。
伊賀焼の歴史
約400万年前、琵琶湖は今よりも小さく、場所は現在の伊賀の位置にありました。
その後、琵琶湖は現在の場所に移り、もと琵琶湖であった所が隆起して伊賀になったといわれています。
古琵琶湖が隆起した地層には、堆積した植物や微生物の化石が含まれています。
その古琵琶湖層で採掘される粘土を用いて作る陶器は、高温で焼成される制作過程で化石が燃え尽き、細かな穴が無数に空いた”ポーラス(多孔室)”な焼き物になります。
木のように"呼吸する土"と呼ばれています。
そのように世界的にも稀な特徴をもつ陶土が算出され、また薪に最適な赤松の森林が豊かであった伊賀で、約1200年前に農民が農業用の種壷や生活雑器を焼いていた事が伊賀焼の始まりとされています。
奈良時代には伊勢の皇大神宮に献上したという記録もあります。
古伊賀について
茶の湯が盛んになると天正12年に伊賀領主となった筒井定次らにより、交流のあった武将茶人の古田織部と協力し伊賀焼による茶陶が焼かれるようになりました。
お庭焼として窯は上野城内の窯、槙山の西光寺窯や丸柱の堂谷窯があったとされます。
その作風は豪放で力強く破格の美意識を持ち、織部好みとして評されました。
慶長13年に伊賀藩主が藤堂高虎になった後も作り続けられます。
筒井定次が藩主の時代のものを”筒井伊賀”、藤堂高虎が藩主の時代のものを”藤堂伊賀”などとも呼びます。
そして、この桃山時代から江戸時代初期にかけて焼かれた、茶の湯に使われる器を現代では”古伊賀”と呼びます。
古伊賀は主に茶壷、水指、花入れが作られ、ヘラ工具による波状の文様や格子状の押し型文様、独特のゆがみを持ちます。
無釉の素地を高温で焼くことで松灰と炎で自然に作り出す緑色のビードロ、灰かぶりや焦げ、鉄釉を垂らすことによる景色は侘び寂びを感じます。
古伊賀は釉薬をかけない焼締陶器という種類の一つです。
釉薬をかけずに1200度から1300度の高温で焼成することで強度が増し、水を通さない性質を持ちます。
基本的に釉薬をかけませんが古伊賀ではその器面は色とりどりの表情を見せます。
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